スイス時計の転換
19世紀中ごろスイスは世界一の時計工業国の地位を築いたが、そのスイス時計工業に一大転機をもたらしたのが、1876年フィラデルフィアで開かれたアメリカ独立百年記念万国博です。
ここにはアメリカの工場でつくられた製品が多数展示されていたが、その一つにウォッチがありました。
スイス時計業界から派遣されていたエドワード・ファーヴルHペレは、アメリカ製ウナッチを持ち帰るとともに、それをテストした上で、万博視察報告を行なった。
そのなかで彼は、アメリカ製ウォッチがスイスのそれより性能の点ですぐれているという衝撃的な爆弾報告をした。
ときあたかも不況のさなか、しかもスイス時計はアメリカの時計に圧迫されて深刻な不振に悩んでいました。