自然の残る場所へ・・・三瓶山の森~島根県大田市4
山を登り標高が800メートルに近づくあたりから森のようすは一変する。イヌシデやミズナラ、ブナなどの太い幹が目立ち、枝葉が頭上を覆っている。
三瓶山の手付かずの原生林だ。
ときには老木が一生を終え、森にぽっかりと空間があいている場所がある、そこに日光が降り注ぎ、次の世代が育っていく。ここでは森の世代交替のドラマが見られるのだ。
あとは遊歩道にもどって、北西に向かってイヌシデの林のなかをどんどん下り、姫逃池を目指す。
池付近は見晴らしのいい湿原で、可憐な湿生植物の数々も鑑賞できる。
ふもとの小豆原集落には、およそ3500年くらい前の三瓶山の噴火で地下に閉じ込められた、スギの巨木の埋没林が発見されている、かつては一帯が、みごとなスギの森に覆われていたことを私たちに語っている。